水野小学校 貿易ゲーム

令和4年7月14日(木)水野小学校6年生を対象に、貿易ゲームを実施し、講師の方3名のお越しいただき、「国連」となってファシリテーションをしていただきました。

貿易ゲームとは・・・1つの班を国に見立て、ゲーム終了時に世界一(クラスで一番)豊かな国を目指すものです。国連から、各国に封筒が配られ、封筒の中身を使って、決められた製品を作り、”世界銀行”に売りに行きます。世界銀行では厳しい検品が行われ、合格するとその時点での正規金額で買い取ってもらうことができます。

国連から渡された封筒の中身を見て、「??」固まる子もいれば、「さいあく!」と叫ぶ子、周囲を見渡す子と様々な反応からゲームがスタートしますが、世界一豊かな国を目指すためには諦めるわけにはいきません。

世界情勢の目まぐるしい変化に対応しながら、アイデアを出し合ったり、交渉をし、どうしたら稼げるか?を考えてゲームの臨んでいきます。

ゲーム終了後には、時間をかけて振り返りを行い、国連役の講師の方がゲームの中でどんなことが起きていたのか?どんな工夫があったのか?を掘り下げていきます。

最初は稼いだ金額に一喜一憂し、負けたことを悔しがっていた子どもたちも、振り返りを行う中で、自分たちの国のどこがよかったのか、どこはリベンジできるのか?などに気が付き、最終的には勝ち負け以上にそこに至るまでの過程に目を向けることになります。

・どんな状況になっても、今自分にできることを探す主体性

・変化する状況に柔軟に合わせていく力

・周囲を見ながら考えて判断する力

・チームワークやコミュニケーション

・自分の強みや相手の強み

・常識にとらわれない発想力

など、様々な場面で、一人一人の個性が生きる瞬間があり、与えられた環境は異なっていても、

自分たちの行動次第で結果はいくらでも変えられるのかもしれない、ということに気付くこともあります。

いつもは指導役である担任の先生方ですが、今日は銀行役として子どもたちを見守ってくださり、子どもたちの良いところをたくさん見つけられたとおっしゃっていました。

素直で一生懸命な子どもたちに元気をもらった一日でした。